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土地活用事例 <時間貸し自転車駐輪場> 後編

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※前回投稿させて頂きました「前編」の続きになります。

土地活用事例 <時間貸し自転車駐輪場> 前編 - 土佐商事(大阪)BLOG

 

 

そこで弊社は①土地活用の一環として②駐輪場不足の解決のため③(間接的な)節税のため。

この3点を地主様・関係者の皆様へご説明し、駐輪場開設のお手伝いをさせて頂いております。皆様方の心強いご理解のもと、順調に現場数は増えて参りました。この場をお借りいたしまして、改めて御礼申し上げます。

 

しかし、特に都市部ではまだまだ駐輪場が不足しております。

例えば京都市尼崎市などでは駐輪場工事費用の一部に補助金を支給し、民間の駐輪場開設を後押ししています。つまり、それだけ駐輪場不足は深刻な問題で、違法駐輪に起因する事故・トラブルや自転車撤去・保管等に要するコストに自治体も頭を悩ませていることが伺えます。

 

そして、実は大阪に関しては更に別の要因も絡んで違法駐輪が一向に減らない現実があります。

懇意にさせて頂いている自転車店経営者の方から教えて頂いたのですが、大阪ほど中古自転車店が多い都市は無いそうです。当然のことながら自転車一台の価格は下がり、中古では5,000円以下。新車でも10,000円を切る自転車を購入することができます。このこと自体は別に悪い事とは思いません。「良いものを安く買いたい」という消費者の気持ちは私も持ってます。当然です。

 

しかし、あまりに安く自転車が買えてしまうため、わざわざお金と時間を使って撤去された自転車を引き取るより、次の自転車を買い換えるという大阪独特の自転車に対する価値観(?)が生まれてしまいました。いわば自転車が「使い捨て」になってるんです。

当然ながら保管所の自転車は増える一方です。そしてまた民間に払い下げられ、多くの中古自転車が市場に出回り、さらに価格が下がります。「自転車の使い捨て化」に拍車がかかります。

 

百歩譲って「使い捨て」そのものは価値観・ライフスタイルの変化と理解できますが、その「変化」のせいで事故・トラブルが増えたり、税金が増える事は問題だと思います。

幸いな事に、駐輪場機器の開発に取り組んで下さるメーカー様も増えてきたので、一昔前と比べると機器性能・信頼性は上がり、価格はこなれてきました。弊社としましては今後もより一層、駐輪場の開発・整備に力を入れて行きたいと考えております。

 

それがよりよい社会・安心で住みやすい街作りに寄与すると考えるからです。

 

 

 

 

【遊休地活用・再生プロデュース】
 
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