土地活用事例 ＜時間貸し自転車駐輪場＞ 前編

駅周辺の路上や店舗前などに適当に停められている大量の自転車は、言っては何ですがある種見慣れた光景です。

また、定期的に違法駐輪を撤去にくるトラックも珍しいものではありません。そして回収された自転車は鉄道・高速道路の高架下などで保管されています。例えば大阪市内には、こうした自転車保管場所が２１ヶ所あります。

そして自転車は撤去日より２０日間保管され、期間内に所有者が引取りに来ない場合は問答無用で民間業者へ払い下げられます。（大半が中古自転車の仕入れになります）

ちなみに所有者が自転車を引き取る場合は、保管料２，５００円を支払えば返してもらえます。（しかし、返却台数は全体の半分にも満たないとも言われています）

この一連の流れを簡単に整理しますと、①自転車撤去②自転車保管（２０日間）③自転車返却（所有者が引き取る場合）④自転車売却となります。

この作業が、大阪市内の場合は２３０の駅で、２１ヶ所の保管所で、日々粛々と行われています。この作業に携わる人件費、管理費、その他全ての経費は勿論税金で賄われています。

＜後編に続きます＞

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