月極駐車場をコインパーキング転用するメリット <前編>
自動車の保有台数は、一応まだ増加ペースです。
ご参考までに、平成20年~平成26年の乗用車の保有台数を記載させていただきます。
平成20年 5,755万台
平成22年 5,790万台 ( +35万台)
平成24年 5,872万台 ( +82万台)
平成26年 6,005万台 (+133万台)
※一般財団法人 自動車検査登録情報協会HPより引用。
ちなみに平成元年までさかのぼると、下記のようになります。
平成元年 3,071万台
平成2年 3,293万台 (+222万台)
平成4年 3,731万台 (+438万台)
平成6年 4,106万台 (+375万台)
このように、20年以上前と比較するとやや鈍化傾向ですが、一応は増加し続けていると言ってよいのではないでしょうか。
このあたり、日本の基幹産業である自動車業界のパワーを感じます。人口は減り始めてるのに乗用車は増え続けてるんですから・・・
それはさておき、弊社への依頼案件で「月極駐車場の空きが多いのでどうにかならないか?」というご相談は非常に多いです。
単純に考えますと、自動車の台数が増えてるんだから駐車場の需要は高まるのでは、と思うのですが。しかし実際は、慢性的な空車にお困りの駐車場オーナー様はかなりいらっしゃいます。
一般の月極駐車場及び、時間貸しコインパーキングともに施設数・管理台数の正確なデータは有りませんが、ここ数年で急激に増加しているのは間違い有りません。あくまでも推測にはなりますが、自動車の増加数(やや穏やかになり始めている)よりも駐車場の供給ペースが上回り、駐車場同士の競走が激化していることが伺えます。
駅近・オフィス街等の好立地にある駐車場は、それでも高水準で推移しています。(料金・稼動率ともに優秀です)しかし、それ以外の一般地域における駐車場経営には工夫が必要な時代になって来ていると私は感じます。
例えば、料金を下げるのも一つの方法です。募集看板を作り直すのも効果があります。砂利敷きよりはアスファルト舗装のほうが断然、集客しやすいです。最近の乗用車は一昔前と比べると大きくなってるので(プリウスも3ナンバーですし!)、車室ラインの引き直しも検討する価値があると思います。
しかし、いずれの方法を選択しても多少のリスク、或いは初期投資が必要となります。そこで弊社は、いっそのこと(本来、競合相手ですが)コインパーキング会社への賃貸を提案させていただいております。
<後編>へ続きます。
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